今回のご依頼は浜松市のお客様より、バッテリーが膨張して画面が閉じれないトラブルのパソコン修理・サポート事例をご紹介いたします。
画面を閉じたときに、しっかりと閉じずに隙間が空いてしまうとのご相談でした。
パソコンの外装の天板とボトムケースの間が、バッテリーの膨張によって隙間ができてしまっている状態です。
バッテリーの膨張が起きる原因としては、バッテリーに使われるリチウムイオン電池の劣化によって、電解質が酸化してガスが発生し、バッテリー内部にガスが溜まって膨張することが考えられます。リチウムイオン電池の劣化は、通常のバッテリーの充電や放電の使い方でも起きてしまいますが、特に劣化が強く起こるのが、過充電・過放電の使い方です。過充電とは、電池の容量が100%を超えてからも、さらに充電してしまう状態で、過放電とは、電池の容量が0%になっても、さらに電力を出力させようとしている状態です。その過充電と過放電の状態が続いてしまうと、バッテリーの容量も急速に減ってしまい、通常のバッテリーの利用時よりもバッテリー内部で多くのガスが発生し、これがバッテリーの膨張の原因となります。バッテリーの膨張が発生した場合は、パソコンの故障につながる可能性もあるので、ノートパソコンの使用を中止し、早めにバッテリーの交換をする必要があります。
経年劣化によりバッテリーの膨張が発生している状態でしたので、今回はバッテリーの交換作業をご提案させていただきました。
バッテリーの交換を行っていきます。
膨張したバッテリーを取り外します。
新しいバッテリーを取り付けます。
パソコンの外装にできた隙間も無くなり画面が閉じることができ、新しいバッテリーでパソコンが使えるようになりました。
ノートパソコンのバッテリーに使われるリチウムイオン電池の寿命は、使用状況により異なりますが、平均3~5年程度といわれています。
リチウムイオン電池の劣化により、バッテリーの容量も少しずつ減ってきてしまいますが、特に気を付けなければいけないのが、バッテリーの膨張によるトラブルです。バッテリーが膨張した場合は、クリックができない、タッチパッド部分が膨らむ、ノートパソコンの筐体が変形している、画面を閉じたときに浮く、外装に隙間ができるなどの症状が生じ、パソコンの故障につながる可能性もあるので、早めにバッテリーの交換をする必要があります。少しでもリチウムイオン電池の劣化を避けるためにも、ノートパソコンにACアダプターを常につないで電源に接続したままの使い方(過充電)や、電池の容量が0%になる使い方(過放電)に注意して、できるだけ適切な充電と放電を繰り返すように心がけましょう。また、ノートパソコンの中には、過充電や過放電を制御してバッテリーの寿命を延ばし、充電を長持ちさせるバッテリー管理ソフトが付属しているので、そういったソフトを利用してみてはいかがでしょうか。
今回は、バッテリーが膨張して画面が閉じれないトラブル解決事例をご紹介させていただきました。
バッテリー交換作業により、バッテリーの膨張によるトラブルがなくなるだけではなく、バッテリーの電池の持ちが良くなり寿命が延びるメリットもあります。
バッテリーが膨張してしまってお困りのときや、バッテリーが充電できないなどのパソコントラブルでお困りのときは、パソコン修理専門店のエルコンシェルにご相談ください。
エルコンシェルでは、浜松市を中心に磐田市・袋井市・周智郡森町・掛川市・菊川市・御前崎市・湖西市の静岡県西部で、持込・出張のパソコン修理・サポートに対応しています。パソコン修理・サポート実績30,000件以上の技術力による最短修理と、即日対応と駆けつけスピード最短15分の対応力で、パソコンやインターネットのどんなトラブルでも即解決いたします!
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