今回のご依頼は浜松市のお客様より、パソコンの動きが重いトラブルのパソコン修理・サポート事例をご紹介いたします。
NEC製デスクトップパソコン【MK37L/L-T PC-MK37LLZLCNST】の症状・ご相談内容
パソコンのすべての動きが重い
パソコンの動きが重くなる原因
- ハードディスク(HDD)の劣化や故障
- ハードディスク(HDD)の空き容量不足
- CPUに負荷がかかっている
- メモリーの空き容量不足
- ウイルス感染による影響
- Windows Updateによる影響
- レジストリの肥大化
ハードディスク(HDD)とは、物理的に駆動してデータを読み書きする記憶装置のことで、長期間使用していると徐々に劣化して故障することがあります。
ハードディスク(HDD)は、プラッタ(データを記録する円盤状の部品)・磁気ヘッド(プラッタ上のデータを読み書きする部品)・スピンドルモーター(プラッタを回転させる部品)・スイングアーム(磁気ヘッドを動かす部品)などの部品で構成されていますが、長期間使用することによって摩耗し、いずれは正常に動作しなくなってしまいます。ハードディスク(HDD)には寿命があり、使用状況により異なりますが、一般的には4~5年程度が寿命の目安といわれています。ハードディスク(HDD)が劣化した状態のままパソコンを使い続けていると、ある日突然パソコンが起動しなくなるといったハードディスク(HDD)の物理障害が発生して、データが失われてしまう危険性がありますので注意が必要です。
ハードディスク(HDD)が劣化したときに起きる症状
- パソコンの動作が遅くなる
- 起動やシャットダウンに時間がかかる
- アプリケーションソフトの起動や反応が遅い
- インターネットの表示が遅い
- データの読み書きが遅い
- ダウンロードに時間がかかる
ハードディスク(HDD)の寿命が近づいたときに起きる症状
- パソコンが起動しない
- 頻繁にフリーズする
- パソコンの動作が異常に遅い
- ブルースクリーン(青い画面)が表示される
- パソコンから「カチカチ」と異音がする
ハードディスク(HDD)の寿命は、上記の症状から判断することもできますが、S.M.A.R.T.(スマート)と呼ばれる、ハードディスク(HDD)の障害の早期発見や故障の予測を目的とした自己診断機能を使用して、ハードディスク(HDD)の状態や異常を確認することができます。
S.M.A.R.T.情報を取得するには、Crystal Disk Info(クリスタル ディスク インフォ)というフリーソフトを使用します。
Crystal Disk Infoのインストール方法はこちらをご覧ください。
診断結果・パソコン修理内容のご紹介
ハードディスク(HDD)が劣化して、パソコンの動きが重くなっている状態でしたので、SSD換装作業をご提案させていただきました。
ハードディスク(HDD) | SSD | |
記憶媒体 | 磁気ディスク | メモリーチップ |
読み書き速度 | 低速 | 高速 |
記憶容量 | 多い | 少ない |
動作音 | する | しない |
重量 | 重い | 軽い |
振動 | する | しない |
耐衝撃 | 弱い | 強い |
価格 | 安い | 高い |
SSDとは、ハードディスク(HDD)よりもデータの読み書きが高速なデータを記憶する部品です。
お使いのパソコンに内蔵のハードディスク(HDD)をSSDに交換することで、パソコンの動作が超高速になります。
SSD換装作業を行います。
今回のSSD換装に使用するのは、KIOXIA(キオクシア)製SATA 480GBのSSDです。KIOXIAのSSDは、品質や信頼性が高くパフォーマンスも良いので、おすすめの国産SSDです。
SSD換装の前に、古いハードディスク(HDD)から新しいSSDへのディスクのクローン作業を行います。
ディスククローンとは、ハードディスク(HDD)やSSDといった記憶装置上のOS・アプリケーションソフト・保存したデータなどのすべてのデータを、別の記憶装置に丸ごと複製する作業のことです。記憶装置の経年劣化や不具合などで交換が必要なときに、ディスククローンを行うことで、今までのご利用環境のままパソコンを使用できるメリットがあります。
ディスクのクローン作成方法はこちらをご覧ください。
クローン作業の完了後、SATAコネクタにSSDを取り付けます。
SATAとは、「Serial ATA(シリアルATA)」の略称で、パソコンとハードディスク(HDD)・SSD・DVD/Blu-rayドライブなどの周辺機器の間でデータ転送をするための接続規格です。旧規格のIDEに比べて、高速のデータ転送を実現しています。
パソコンの動きが速くなり、快適にパソコンを使用できるようになりました。
ハードディスク(HDD)を長持ちさせるためにできること
パソコンを使い続けるうちにハードディスク(HDD)は少しずつ劣化していき、やがて寿命がきて故障してしまう部品ですが、日頃のパソコンの使い方に気を付けることでハードディスク(HDD)の寿命を延ばすことができます。
具体的には、パソコンを使用しないときは電源を切る・適切な温度の環境でパソコンを使用する・パソコンの内部や通気口の埃を取る・電源が入っているときに強い衝撃を与えない・強制終了をしないなどが挙げられます。パソコンの使い方によってハードディスク(HDD)の寿命を延ばすことはできますが、前兆もなく突然故障してしまい、ハードディスク(HDD)に保存されている大切なデータが消えてしまう可能性もありますので、定期的にバックアップを取るなど、データを失わないように日頃から備えておくことが大切です。
今回は、パソコンの動きが重いトラブル解決事例をご紹介させていただきました。
SSD換装作業により、パソコンの動きが速くなるだけではなく、記憶装置の寿命を延ばして長い間安心してパソコンをお使いいただけるメリットもあります。
パソコンの動きが重くてお困りのときや、パソコンが固まってしまう(フリーズする)などのパソコントラブルでお困りのときは、パソコン修理専門店のエルコンシェルにご相談ください。
エルコンシェルでは、浜松市を中心に磐田市・袋井市・周智郡森町・掛川市・菊川市・御前崎市・湖西市の静岡県西部で、持込・出張のパソコン修理・サポートに対応しています。パソコン修理・サポート実績30,000件以上の技術力による最短修理と、即日対応と駆けつけスピード最短15分の対応力で、パソコンやインターネットのどんなトラブルでも即解決いたします!
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